パナリ焼展
2025年5月17日(土)~6月1日(日)
11:00-17:00
21日(水)28日(水)定休
入館料500円(税込)


自分にとってはこんなに多く集めちゃって皆に見せるためだったのか?どうなのかわからないが、何か皆がおどろく顔を見たかったのかもしれない。幻の土器「パナリ」。制作時期も制作者も、用途も、焼成方法も、その一切が謎につつまれた焼きものから発せられる不思議について、ここで考えてみてもいいと思う。縄文後期のやきもののようにみられると思う。
老子のタオの思想の中では、やわらかいものが強いんだよ。弱いやつが強いみたいな。そういう思想は日本では沖縄にあるような気がする。原発のことといい、情けない国民ですけれど、まだ捨てたもんじゃないと沖縄に行くたびにいつも感じています。それに、人間は完璧なものだけにエネルギーをもらうんじゃなくて、何とも言えないあったかさや優しさみたいなものに支えられるところはあるよね。パナリ焼って、無名な人が作ったのに特色をしっかりと持っていて人を惹きつける。いつも心の中にあってしまっておきたいと同時に懐かしい魂の故郷に回帰するような、母の胎内にもどるような。母のお尻に寄り添うような。自分の骨壺にしたかったのかなと思います。
沖縄には、土葬の7年後位に洗骨の風習があって、その容れものとしてパナリ焼は最高のものだったのでしょう。だけどあまりそう考えなくとも良いと思いますが。
2025年4月28日 髙橋 台一
牧山花 夏ころも
2024年4月19日.金―4月29日.月祝
11 : 00 ― 17 : 00
2 4 日 ( 水 )定 休
牧山さんは全日在廊されます
2019年4月、箱根菜の花展示室で開催した牧山花さんの個展は圧巻でした。 花さんがこれまで織ってきた反物の記録が、小巻の布100反となって、展示室の 広い空間に浮かんだのです。次回また5年後に、そう牧山さんと約束しました。
奇しくも翌年の正月から、私たちが経験した事のない事態が起こり、世の中は 一変。外出もままならない期間、牧山さんはかねてから取り組んでいた新たな 着物づくりに、ひたすら集中したそうです。絣を括り、染めながら、彼女には 仕上がる着物の形が見えているのです。
4年間の準備を経て、彼女は半年間で 一気に織り上げました。 人間をモチーフにした制作を続けていた牧山さんが、織りと出会った 30年前から、ずっと温めて来た形。着物を人体としてとらえた時から、そこへ たどり着くために、糸という本質に挑み続け、長い時間をかけてきたのです。
牧山さんの特別な着尺は、仄暗い展示室に、その美しい姿を現すことでしょう。
2024年4月、箱根菜の花展示室へ、ぜひお越しください。
2024年3月1日 髙橋台一
牧山花さんHP http://hanamakiyama.com

内田鋼一展会場についてのお知らせ
年間予定表、大磯うつわの日の広告等で告知しておりました会場と異なり、
小田原のうつわ菜の花での開催となりました。
急な変更で申し訳ございません
小田原市南町1-3-12
うつわ菜の花 にてお待ちしております。
2023.10.21.sat.-10.29.sun.
11:00-18:00
25日(水)定休
作家在廊日 21日(土)

お知らせ
内田鋼一展は
小田原のうつわ菜の花にて
12月17日より開催致します
年間スケジュールとは
会場が変更になっておりますので
どうぞよろしくお願い致します。
うつわ菜の花
神奈川県小田原市南町1-3-12
個展延期のお知らせ
お知らせ
2022年11月に予定しておりました
小川待子展は
2023年の開催に
延期させて頂くこととなりました
新しい会期につきましては
後日お知らせさせて頂きます
どうぞよろしくお願い申し上げます
店主
一日だけの井上有一展
2022年6月15日のみ
11:00〜17:00
展示室で命日の6月15日、1日限りの井上有一展になります。有一は どうしてもスペースのある展示室で企画したいし、命日に合わせて京都出身の華雪さんに 京都寺町で展示してもらうことにしたし、僕の勝手な企画であります。尚、有一の〈花〉2点は 寺町菜の花に展示します。 ところで僕の父親は有一よりひとまわりほど年上でしたが、なぜか顔つきが似ています。 僕は有一とは生前会えていないが、その書と共に人生を生きて来た。だから僕の人生に存在 していた方です。その書から元気をもらい励まされて来た。またある時はその書と対決し、 そのパワーに追いつめられもした。優しく包み込まれた時もあった。その経過で、嫌っていた 父親に対しても自分の気持ちが変化していた気がします。 今、ウクライナを始め、世界各地で戦争や紛争が続いている。止めさせなければなりません。 東京大空襲に巻き込まれて生死の境を彷徨った有一の悲しみが増すばかりです。
〈貧〈〉母〈〉夢〈〉愛〉大きな〈花〉に会いに箱根に来てください。
2022年6月1日 うつわ菜の花 髙橋台一