黒田泰蔵の白磁

2018 年 10月12日. 金― 10月17日. 水
O p e n 11:00 ―17:00  会期中無休

円筒は轆轤で創る最も単純な形体、単純な形体ゆえに、私の個人的な個性を探し出せる 個性は個性を消し続けることによって新たに生まれてくる 単純な形体、簡単なこと、より難しいことに出会える 思考の翻訳、心象風景のスケッチ、記憶の記録 使うためではない、器 人だけが神を必要として神を創り出した 神に近づくための道具 「黒田泰蔵 白磁へ」 より引用

黒田泰蔵略歴 1946年 生まれる 1966年 カナダの陶芸家ゲータン・ボーダン氏の元で陶器作りを始める その間、益子の陶芸家島岡達三氏の元で勉強 1975年 カナダの製陶会社SIALにデザイナーとして勤務 1978年 カナダケベック州セイント・ガブリエルにて築窯 1981年 帰国、伊豆松崎町にて築窯 1991年 伊豆伊東市にて築窯 各地にて個展開催 現在に至る 2001年 作品集 “White Porcelain” amus arts press 2015年 作品集 TAIZO KURODA white porcelain 求龍堂 発行菜の花文庫

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05. 10月 2018 by esfs
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津田千枝子型染めの布と帯

2017年10月21日.土 ― 10月29日.日
作家在廊日 21日.22日.23日.28日.29日
Open 11:00 ― 17:00 / Close 25日(水)

僕は4年ほど前、津田千枝子さんにミャンマーへ連れて行ってもらった。ハスの布はインレー湖だけで作られています。彼女は2年に一度そこへ行き、かれこれ15年くらいになるそうです。そこでの彼女は、日本よりも元 気でパキパキしておられるように感じました。そしてこの秋、津田さんの東 京のアトリエに行きました。 作品からはどこか几帳面なところが感じられますが、アトリエは、「ここが仕事場?」と思うくらい、いろいろなものがある中、無地の素材がでんと構えて、布に包まれているようで、ほっとできた。また、僕が入れるくらいの、ステンレスでできた藍の大壺が、地面に埋められていた。洗った布を干せる空間もあった。風景としてはしんどいものを感じさせないものだった。いろいろな布に型染めされている中で、僕が一番気に入ったのは、やはりハスの布。一見、何ともない ような、何年も経ったかのようにも見える布が、この人の手にかかると蘇る。良い柄の藍に染まってとてつもなく良かったのです。
2017年10月4日 菜の花店主たかはしたいいち

津田千枝子プロフィール
1974 東京藝術大学 日本画科卒業 在学中から型染を始める
1979―1980 ニューヨーク在住
1987 ―2003 毎年ヨーロッパの中世 美術などを訪ね歩く
2005 インドラジャスタンの工房にて木版染めを行う (以後毎年)
青山八木にて帯展 (以後毎年)
2010 うつわ菜の花にて個展
2014 箱根菜の花展示室にて個展
毎年各地にて個展


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10. 10月 2017 by esfs
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井上有一の書

2017年1月7日. 土 ― 1月15日.
Open 11:00 ― 17:30/Close 11日(水)

あけましておめでとうございます。
僕が井上有一の書に出会ったのは31年前。
かねてから呼ばれていた俳人の永田耕衣に
初めて会いに須磨まで行き、井上有一の書がすごかった。
それは「花」という文字だった。野口英世の母の書が、
中学の頃から好きで、会津まで見に行ったことを、
強烈に思い起こさせるできごとだった。
最初に手にしたのは、渋谷のPARCO
小さな力を抱きかかえているような「花」を手に入れた。
「貧」と「花」、「上」と「母」「一匹狼」と
「菜の花」、「夢」と「花下草上」など、この30
出会ったものを大事にしてきました。
ぜひそれを、年の初めに皆様に見ていただきたい。
そして今年はもう一回、井上有一の亡くなった
6月15日から、有一の企画展をします。
2017年が、みなさまにとってすばらしい年になりますように
店主 たかはしたいいち。

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06. 1月 2017 by esfs
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PANARI パナリ焼き展。

2016年8月20日.土  8月28日.
Open 11:00 17:30 / Close 24日(水)

ショップでは、熊谷幸治さんの土器の販売します。
開館時間 / 11:00 17:30 定休日/会期中水曜日 入館料 / 500円(コーヒーor 抹茶+お菓子付)

沖縄パナリの話が、どこからか伝わっているのか、人の話しの中ででてくる。めずらしいことで、うれしくもある。こんなことがおこる時代になったのだ。縄文を焼く、熊谷幸治君が、展覧会のあいまに、自分が高松の女木島の砂浜でつ くる形を映像でみせてくれた。すごくリズム感があって、これが彼のパナリ焼だという。見ている自分がつくり手になったように、すごくわかる気にさせる。何かすごく、パナリを集めて皆さんにみせることがよかったなと思った。沖縄のパナリの場所に行った由でもなく、すごくこころえてつくっている。生地 がたれていくことや、底の部分をけずることや、よく理にかなっている。15世紀くらいから焼かれて400年ほどで終えた土器が、なぜか注目されている。何十代か焼かれてすーっと形を変えずにここまできたのは、何なのか、まだまだ 確かめられていないことがたくさんあるパナリ焼。
沖縄の先島、八重山諸島の新城島(あらぐすく)で作られた土器。
窯を使わない野焼の土器の中でも、形や用途、成形方法がかなりちがっていて、独特なものになっている。それがもしや、砂浜でつくるとできるなと、熊谷君のつくり方を見て、思うようになったのです。でも何も砂がついていない。でも大 丈夫なようです。どんなものか見に来てください。縄文土器に興味のある方もどうぞ。

菜の花 店主 橋台一

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10. 8月 2016 by esfs
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藤井勘圿のマシラ

2016年3月19日.土 3月27日.
在 廊日/ 3月19日.20日.21日 定 休日/3月23日

 

『マシラは日本猿の古語です。大昔、まだ神様がおられた時代に山の道案内をしたと聞いています 。』 勘さんは平成3年から岩田山にのぼり猿をかきつづけます。24年たったのです。マシラは120頭ちかくいるそうです。

そして 、マシラという本を2016年1月1日に出す 。『絵は一生をかけて成す物。こつこつやろうと決めました。売るものでもなく見せるものでもなく飾るものでも無く、自分の充実のためでした。』と勘さんは書く。『書家の井上有一は、たくましきは一匹狼にあらず、悲壮なるも一匹狼にあらず、一 匹狼はさみしきものなりと言いました。本当に良く分ります。私はその上に忙しきものなりです。個展をたくさん入れて一年間に百点もの作品を描き続けました。誰が絵 をかかせたかは未だ分りませんが私に絵があって本当に良かった。』

私は勘さんがひかれたものに心ひかれるのです。椿であり、蓮であり、そしてマシラ。その洞察力の深いこと。それは描く人に魅力があるのです。 自然の中で描くため、紙は破れ、雨や雪にたたかれ、リュックをあければカビにやられてすごいことになって想像を絶する現実をみて感動させられることを味わいなが ら、でもその自然の中だけでしか描けない世界をもつしかないのです。

『 』内の文章は、藤井勘画集マシラより抜粋 2016.2.29 高橋 台一

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02. 3月 2016 by esfs
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望月通陽展

 

2015年12月5日.土12月13日.日
在廊日 /12月5日 定休日 /12月9日

クロワッサンから今回の企画に問い合わせがあった。僕はいつもテーマなど聞くことはないのだが、そこで望ちゃんが答えている。 

「はずかしいくらい、ずっと変わらない思いといいますか。彫刻でも染めでも版画でも、言いたいことはたったひとつ、自然のなかでの人間の存在。人の大きさについてずっと考えている。」 

羊の上に乗り、光の束を持つ人や、花を持つとスーッと開いていく花の姿や、どこかに行こうとする人の姿勢が、何と自然で不思議な世界へと導いてくれることだろう。今回は特に大きな彫刻が来るという。どう展示するか、楽しみ。ご存知の方もあるとは思いますが、展示室の外壁にも、望ちゃんの大きな鉄の作品があります。中の作品と共に、改めてじっくりご覧下さい。 

2015.11.21 高橋 台一

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24. 11月 2015 by esfs
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具 本昌  Koo Bohnchang

2015年10月3日.土―10月18日.日
作家在廊日 3日(土)・4日(日)
Open11:00―17:30/Close7日(水).14日(水)

具 本昌のこと。 ルーシー・リーの隣に、400年も前の自国の大きな白磁の壺がある写真を見たという。 26年近く前のこと。イギリスのスノードン卿が撮ったという。現代美術のカメラマンが、それにつかまってはならないと思っていたのか、わからないが、それをとらえ、白磁に向っていくまでの時間と悲しみと喜び。なぜかつかまってはならないという気持とはうらはらに、出たり入ったりしていたのでしょう。そしてつかんだのです。白磁を。僕はスーッと高校生の頃、倉敷の民芸館を入ったところで李朝白磁と出会い、自分の中でおかされず、ますます好きになっていって具本昌の写真を見てまた感激している自分がいる。自分には何かかげりを見落とすようなことがおきていたのかなと較べてしまう。明るさというか、かなしみを感じているのは、この人に会えたおかげかもしれない。 今回は又、日本民藝館の白磁を新たにプラチナプリントとして出されて、初めての展示になることもよろこびです。 まずこのパンフレットにはそれだけを載せてみました。それがとても良いのです。 2015.9.10 菜の花・高橋台一

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<リーフレットはこちら>

03. 10月 2015 by esfs
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井上有一と黒田泰蔵

2015年6月6日. 土― 6月15日. 月
open  11:00 ―17:30 / close  10日(水)
・井上有一没後30年に杉謙太郎献花 6 月6日― 6月9日

急をついて、井上有一展が今、東京の智美術館では「遠くて近い井上有一展」が、瀬戸内市立美術館 では、未発表作品34点を含む展示が、行われている。 今年は没後30年になり、来年は生誕百年をむかえるという。 来年、金沢の21世紀美術館では、有一をふりかえることができそうです。 私も26年前から、小田原駅前の「和菓子菜の花」で生花師たちと「花」をかけ、「貧」をかけて10年やりつ づけました。 もう一度、自分の立つべきところ、原点に立ちもどり、3 . 11以降、10年は取り組もうと、井上有一の 大きな一文字をかけています。 今回は「花」「月」「風」「鳥」と「一匹狼」などをかけてみます。それに対するものとして、 この春「本」を出版した黒田泰蔵の白磁をおいてみました。  どちらが静でどちらが動なのかわかりませんが、何か、人の心に動きと、衝動をあたえることに関し ては、感じるものは同じかも知れません。二人の間には純な心が動いてできあがるものがあるのです。 私にはものが共有できるように思えてならないのです。 ぜひ箱根湯本まで足をはこんでください。
店主 たかはしたいいち。

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DMの一部に誤りがございました。深くお詫び申し上げますとともに、 下記の通り訂正させていただきます。
(誤)・井上有一没後30年に杉健太郎献花 6月6日― 6月9日
(正)・井上有一没後30年に杉謙太郎献花 6月6日― 6月9日
杉謙太郎様、関係者各位にご迷惑をおかけ致しまして、
誠に申し訳ございませんでした。

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27. 5月 2015 by esfs
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伊藤正 陶

2015年4月24日 . 金 ― 5月2日 . 土
会期中無休
在廊日/4月24日

伊藤正さんの陶はおもしろい。
何か楽しくなる予感がする。
そんなことを書くと本当にそのように見えてくるのだが、
最初とどいてあけた時、自分は悲しさを秘めたもののように感じたのです。
変化してくるんですね。 何かをきっかけに。

小田原は桜が咲く中、二日雨がつづき、寒さもあって、4月6日、この月曜日、
パッと晴れて気持ちよくなりました。でも誰も桜咲く中歩いていない。
雨のある日、数人で展示会でコントラバスを聞いた。
その中にすごく感動した人がいて電話をもらった。
悲しさをもっていたカザルスの「鳥の歌」だと私は思った。
そしたら今日、東京新聞の「筆洗」で悲しい曲を聴くと、人は郷愁、平和などを想起し、
落ち込んだ気分をかいぜんさせることができるそうだ。
自分も何故か音楽と陶のことを書いているのに、見え方が変わってきたり、
人がさみしい雨の中で聞くことで感動し、意識がよみがえるみたいなことがおこるように
変化していくんですね。
あらためて、伊藤正の陶を今一度見てみたいと思った。
2015年4月6日 店主 たかはしたいいち

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13. 4月 2015 by esfs
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菜の花暮らしの道具店 in 伊勢丹新宿店

菜の花暮らしの道具店 in 伊勢丹新宿店
2015年3月4日(水)ー17日(火)
伊勢丹新宿店本館5F
=キッチンダイニング/プロモーション

《イベントのお知らせ》
・3月7日(土) 〈1時から〉
【イイホシユミコさんトークショー】
お茶をテーマに、2月に滞在されたドイツでのことや、
新作の急須のことなど新たな取り組みについてもお伺いしたいと思います。*これに先立ち3/4の初日には14時からイイホシさんが店頭に来場されます。

・3月17日(火) 〈1時から〉
【有元葉子さんトークショー】
イタリア、日本、それぞれの暮らしの中で有元さんが出会った人やモノ。有元さんが大切にしているコトなどをお伺いします。

 

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26. 2月 2015 by esfs
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