津田千枝子の型染
2025.10.18.土ー10.26.日
11:00-17:00 22日(水)定休
作家在廊日 18日(土)19日(日)25日(土)26日(日)
作家在廊日の14時から30分ほど 津田さんが20年の大切な布たちのお話をしてくださいます

前回2020年、コロナのためマスクでのトークライブなど、慎重に開催した個展が終わった日に、
津田さんが「次回の展示は、やってみたいことがあるの」と話されていました。
昨年、帯を作り続けて20年を迎えた津田さん。これまでの作品の端切れたちを、
大切にとっておかれたもの、すべてを見ていただく展示になりました。
20年の間には、型染などの制作に通うインドや、蓮布を手に入れるために訪れるミャンマーなどで、
素晴らしい出会いや、長い間での変化など、いろいろなことが起こります。津田さんは常に、美に対する真摯な目線と、周りを明るくさせてくれる温かくも軽やかな姿勢で、ものづくりを続けてこられました。私も一緒にミャンマーに行った時に手にした蓮布で何か形にしてもらいたい思いがふつふつとおこってきました。ミャンマーのスーチーさんが空港で通り過ぎましたが、素晴らしい人でした。そこでしかできない布が蓮布なのですね。一番日本にもふさわしい布なんですね。今は誠に残念でなりません。
これまで、そしてこれからの津田さんを、楽しみにご覧ください。
2025年9月12日 髙橋台一
高木由利子が撮る黒田泰藏の白磁
2025.6.21(土)ー7.7.(月)
11:00-17:00
25日(水)7月2日(水)定休
作家在廊日 21日(土)22日(日)


高木由利子さんが撮る黒田泰藏さんの白磁。
何度も較べてみると、そこに在ってずーっとおかれてあると思ったり、移動していくかと思ったり、黒田さんの作品が動いていく。黒やみの中でその数点のものたちが、存在していて異形であった。
いままでみたことのない世界がただよっている。
それは高木由利子さんのもっている世界に落とされて、二人して遊んでいる黒田泰藏の白磁が居るんですね。
僕は京都に店舗をもち、2023年に二条城で展示された高木由利子さんの写真の中で三宅一生さんや友人の内田明夫と丸山正に出会い、ドキッとしていた時に、村田朋子さんの紹介で高木由利子さんに「黒田泰藏の白磁」を撮ってもらうことになる。
由利子さんの写真と対峙する泰藏さんの白磁作品。不思議な出合い方にただただ感動して、見続けるしかないですね。黒田泰藏さんの白磁を置き、高木由利子さんの写真がやってきます。
ぜひ箱根展示室へお出かけください。
2025.5.30 髙橋台一
photo/Yuriko Takagi@
パナリ焼展
2025.5.17.sat.-6.1.sun.
11:00-17:00 入館料 500円
21日(水) 28日(水) 定休



パナリ展をやる。どうなるか、わからないがやってみる
自分にとってはこんなに多く集めちゃって皆に見せるためだったのか?どうなのかわからないが、何か皆がおどろく顔を見たかったのかもしれない。幻の土器「パナリ」。制作時期も制作者も、用途も、焼成方法も、その一切が謎につつまれた焼きものから発せられる不思議について、ここで考えてみてもいいと思う。縄文後期のやきもののようにみられると思う。
老子のタオの思想の中では、やわらかいものが強いんだよ。弱いやつが強いみたいな。そういう思想は日本では沖縄にあるような気がする。原発のことといい、情けない国民ですけれど、まだ捨てたもんじゃないと沖縄に行くたびにいつも感じています。それに、人間は完璧なものだけにエネルギーをもらうんじゃなくて、何とも言えないあったかさや優しさみたいなものに支えられるところはあるよね。パナリ焼って、無名な人が作ったのに特色をしっかりと持っていて人を惹きつける。いつも心の中にあってしまっておきたいと同時に懐かしい魂の故郷に回帰するような、母の胎内にもどるような。母のお尻に寄り添うような。自分の骨壺にしたかったのかなと思います。
うつわ菜の花店主 髙橋 台一
箱根菜の花展示室
神奈川県足柄下郡箱根町湯本351-2
パナリ焼展
2025年5月17日(土)~6月1日(日)
11:00-17:00
21日(水)28日(水)定休
入館料500円(税込)


自分にとってはこんなに多く集めちゃって皆に見せるためだったのか?どうなのかわからないが、何か皆がおどろく顔を見たかったのかもしれない。幻の土器「パナリ」。制作時期も制作者も、用途も、焼成方法も、その一切が謎につつまれた焼きものから発せられる不思議について、ここで考えてみてもいいと思う。縄文後期のやきもののようにみられると思う。
老子のタオの思想の中では、やわらかいものが強いんだよ。弱いやつが強いみたいな。そういう思想は日本では沖縄にあるような気がする。原発のことといい、情けない国民ですけれど、まだ捨てたもんじゃないと沖縄に行くたびにいつも感じています。それに、人間は完璧なものだけにエネルギーをもらうんじゃなくて、何とも言えないあったかさや優しさみたいなものに支えられるところはあるよね。パナリ焼って、無名な人が作ったのに特色をしっかりと持っていて人を惹きつける。いつも心の中にあってしまっておきたいと同時に懐かしい魂の故郷に回帰するような、母の胎内にもどるような。母のお尻に寄り添うような。自分の骨壺にしたかったのかなと思います。
沖縄には、土葬の7年後位に洗骨の風習があって、その容れものとしてパナリ焼は最高のものだったのでしょう。だけどあまりそう考えなくとも良いと思いますが。
2025年4月28日 髙橋 台一
牧山花 夏ころも
2024年4月19日.金―4月29日.月祝
11 : 00 ― 17 : 00
2 4 日 ( 水 )定 休
牧山さんは全日在廊されます
2019年4月、箱根菜の花展示室で開催した牧山花さんの個展は圧巻でした。 花さんがこれまで織ってきた反物の記録が、小巻の布100反となって、展示室の 広い空間に浮かんだのです。次回また5年後に、そう牧山さんと約束しました。
奇しくも翌年の正月から、私たちが経験した事のない事態が起こり、世の中は 一変。外出もままならない期間、牧山さんはかねてから取り組んでいた新たな 着物づくりに、ひたすら集中したそうです。絣を括り、染めながら、彼女には 仕上がる着物の形が見えているのです。
4年間の準備を経て、彼女は半年間で 一気に織り上げました。 人間をモチーフにした制作を続けていた牧山さんが、織りと出会った 30年前から、ずっと温めて来た形。着物を人体としてとらえた時から、そこへ たどり着くために、糸という本質に挑み続け、長い時間をかけてきたのです。
牧山さんの特別な着尺は、仄暗い展示室に、その美しい姿を現すことでしょう。
2024年4月、箱根菜の花展示室へ、ぜひお越しください。
2024年3月1日 髙橋台一
牧山花さんHP http://hanamakiyama.com

内田鋼一展会場についてのお知らせ
年間予定表、大磯うつわの日の広告等で告知しておりました会場と異なり、
小田原のうつわ菜の花での開催となりました。
急な変更で申し訳ございません
小田原市南町1-3-12
うつわ菜の花 にてお待ちしております。
2023.10.21.sat.-10.29.sun.
11:00-18:00
25日(水)定休
作家在廊日 21日(土)

お知らせ
内田鋼一展は
小田原のうつわ菜の花にて
12月17日より開催致します
年間スケジュールとは
会場が変更になっておりますので
どうぞよろしくお願い致します。
うつわ菜の花
神奈川県小田原市南町1-3-12
個展延期のお知らせ
お知らせ
2022年11月に予定しておりました
小川待子展は
2023年の開催に
延期させて頂くこととなりました
新しい会期につきましては
後日お知らせさせて頂きます
どうぞよろしくお願い申し上げます
店主