津田千枝子さんの型染め
初日からたくさんのお客様が、
布の素晴らしさと染めの美しさにため息。
手触りのしなやかさにまたうっとり。
お話会に参加できなかった方も、
会期中、会場にて映像をご覧頂けることになりました。
津田千枝子 型染
2014年4月26日. 土−5月6日. 火
open:11:00 −17:30/close 4月30日(水)
作家在廊日4月26日. 27日. 29日 5月3日. 4日. 5日. 6日.
・津田千枝子さん お話し会
4月27日(日) 16時より/参加費 1,000円 (入館料を含みます)
ミャンマーの蓮布のお話や、型染のことなど伺います
お申し込みは…
電話 0465−24-7020 うつわ菜の花 (受付時間 11:00〜18:00)
津田さんと、昨年9月にミャンマーを訪ねた。
インレー湖のインダー族は水の上で暮らす人々。
ずうーっと昔から織られている蓮布は、一本一本のあの蓮の茎からとる繊維でできるのです。糸にして織る現場を見に行った次第です。
1000m以上の高原にある湖、インレー湖。湖面のもやの中、ふと小さな帆先があらわれ、手先のきれいな舟のりの手によって、藻がつまれて運ばれてゆく。不思議といえば不思議な世界。そんな中を通って蓮を織る所まで行ったのです。
インレー湖のドゥティシェンおばさん。この人の目はやっぱり素晴らしかった。イタリアのファッション界の巨匠ロロピアーナが、この3年で蓮布の本をつくった。彼もまた彼女から蓮布をわけてもらっている。
もらいうけて翌日、もっとすごい布が届いたのです。その素晴らしさは、私が見ても感じられます。
この世に、ここにしかない蓮の布なのです。
でももっと素晴らしいことに、津田さんはそれに型染を加え、ただそれだけでなく、何かもっと、魂なのか、あくなのかわかりませんが、人によりそうような布にする力をもっているのです。
ぜひみに来てください。
もちろん蓮布だけでなくアジアの布がならびますよ。
その型染がよいのです。
2014 年4月9日 菜の花店主 たかはしたいいち
PDFダウンロードはこちら(1.5 MB)
辻文夫展
2014年3月29日. 土― 4月6日. 日
開館時間 11:00〜17:30 定休日 4月2日(水)
会期中全日作家在廊
入館料 500円(コーヒー or 抹茶+お菓子付)
—————————————————————–
オープニングパーティーのお知らせ《辻史子 ハープの演奏》
3月29日(土)17 : 30~19 : 30
参加費 500円 (入館料含む・ドリンク付き)
—————————————————————–
陶芸から夢絵に転向したのは、もともと絵を描くほうが陶器作りよりも好きだったからです。陶芸作品 を創るとすぐに壁にぶちあたりまた、新しい何かを、生み出したかったのですが、辻清明・協の陶房から 受けた価値観の影響が強すぎて、自分の作品の未熟さに我ながら、あきれていました。 ところが、虹はもとより、沢山の色彩が、子供の頃から好きだったので、「ヘタも絵のうち」と言う言葉を お守りがわりに、頭の中で念じて、苦にもならずに色彩画を毎日描くことが生きる喜びになっている現在 です。色彩画を描くにあたって、人物・風景・動植物を観るために、よく散歩します。そしてできる限り、 ただそれらを見つめます。感情を意識的に記憶させないのです。夜に寝てみる夢もほぼ覚えていません。 後頭部にある脳が(視覚野)なにを写しだして、手に伝へて描くのか?私本人もできあがりが楽しみなん です。登り窯の窯変に似ています。私は、ある意味、色彩画で、陶器を創っているのかもしれません。
< 辻文夫さんからの手紙より>
辻君からの手紙は自分のおかれている現状をみつめ、何をしたらいいのかをしっかりと見すえている。あ まりに有名な父をもってしまった者の持つ運命というものは、たいへんだと思いますが、素直な感性で動 いている彼の描く世界はまずおもしろい。楽しみこの上ないと私は思っている。
2014 年3月3日 菜の花店主 たかはしたいいち
リーフレットのダウンロードはこちらから(PDF3.6MB)
箱根菜の花展示室での企画は、次回3月29日より
次回の企画は少し先になります。
3月29日より、辻文夫さんの作品展。
辻さんの作品には、ティッシュに滲んだ絵の具の、不思議な世界。
今年の菜の花カレンダーにも使わせて頂いています。
どうぞお楽しみに。
新年の展示
あけましておめでとうございます。
2014年 最初は、昨年末に開催した、『書で遊ぶ』の作品展示です。
会期が明日、5日までに変更になりました。
お近くの方、ちょうど箱根いにいらしている方、ぜひご覧ください。
夢枕獏さん、華雪さんと一緒に、小中学生がのびのびと書いた、楽しげな文字が並んでいます。
華雪さんが書いた 木 の周りにみんなで木を書いて、森になりました。
真ん中は獏さん、周りには、様々な自作の筆で書いた皆さんの書。
新年は1月3日より
23日に行われた「書と遊ぶ」。夢枕獏さん、華雪さんと一緒に小中学生が自作の筆で書を書きました。
1月3日より5日までの期間、みなさんの書を展示します。
獏さんや華雪さんの書の周りにみんなで書いたり、まさに書で遊んだ作品わぜひご覧ください。
床一面の
展示室が初めての方も、何度もいらしている方も、入り口では一様に「わぁ」と小さな声をあげるのが、
床に並んだ陶たち。塊なのに表情があり、羅漢さんのようです。
美味しそう!と言う方が多いのは、軽やかな質感のこちら。
ふんわりゆらり
後ろから見ると
植松永次さんの個展が始まりました
『土から土へ』
土から生えているような、600個の作品は、土をちぎって、野焼きや窯など、さまざまな焼き方をしたもの。
『陽光』
土壁に並んだ曲線は、もみがらを土に浸して焼いたもの。