辻文夫展
2014年3月29日. 土― 4月6日. 日
開館時間 11:00〜17:30 定休日 4月2日(水)
会期中全日作家在廊
入館料 500円(コーヒー or 抹茶+お菓子付)
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オープニングパーティーのお知らせ《辻史子 ハープの演奏》
3月29日(土)17 : 30~19 : 30
参加費 500円 (入館料含む・ドリンク付き)
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陶芸から夢絵に転向したのは、もともと絵を描くほうが陶器作りよりも好きだったからです。陶芸作品 を創るとすぐに壁にぶちあたりまた、新しい何かを、生み出したかったのですが、辻清明・協の陶房から 受けた価値観の影響が強すぎて、自分の作品の未熟さに我ながら、あきれていました。 ところが、虹はもとより、沢山の色彩が、子供の頃から好きだったので、「ヘタも絵のうち」と言う言葉を お守りがわりに、頭の中で念じて、苦にもならずに色彩画を毎日描くことが生きる喜びになっている現在 です。色彩画を描くにあたって、人物・風景・動植物を観るために、よく散歩します。そしてできる限り、 ただそれらを見つめます。感情を意識的に記憶させないのです。夜に寝てみる夢もほぼ覚えていません。 後頭部にある脳が(視覚野)なにを写しだして、手に伝へて描くのか?私本人もできあがりが楽しみなん です。登り窯の窯変に似ています。私は、ある意味、色彩画で、陶器を創っているのかもしれません。
< 辻文夫さんからの手紙より>
辻君からの手紙は自分のおかれている現状をみつめ、何をしたらいいのかをしっかりと見すえている。あ まりに有名な父をもってしまった者の持つ運命というものは、たいへんだと思いますが、素直な感性で動 いている彼の描く世界はまずおもしろい。楽しみこの上ないと私は思っている。
2014 年3月3日 菜の花店主 たかはしたいいち
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