箱根スイーツコレクション
今年10回目を迎えた箱根スイーツコレクションに、菜の花も初めて参加します。新商品のバウムクーヘン、ソフトタイプとハードタイプの二種類が一皿に。抹茶アイスとモンブランを添え、抹茶クリームをトロリ。
モンブランのマロンクリームには地元足柄の栗を使い、抹茶クリームには京都柳桜園の抹茶です。
深澤彰文さんの白磁皿に乗せて、夏の緑とこれから色づく、それぞれの山をイメージしました。
『箱根 山からやまへ』コーヒー付きで1日限定20皿ご用意しています。
展示室での望月通陽展は明日までです。
合わせてぜひ。
到着
初日に間に合わなかった、望月通陽さんと内田鋼一さんのコラボレーションカップと茶碗が、ようやく届きました。
内田さんの加彩のカップ、持ち手と模様は望月さんです。
顔の描かれたものと、聖人の名前が刻まれたもの。持ち手もさまざまに全部で54客。
茶碗には漢詩が。
望月通陽展
今回の展示のディレクションは、箱根菜の花展示室の内装デザインもして頂いた、『ギャラリーやまほん』オーナー山本忠臣さん。
店主高橋が親しくしている、さいとう工房さんにお願いした鉄柱が展示室に並び、望月さんの型染の世界が広がっています。
別室には、ペン画、タイル、ブロンズ、鋳造ガラスなど。さまざまな作品をご覧頂けます。
今回は定休日が火曜日と水曜日になっております。21日、22日、28日、29日はお休みとなりますので、よろしくお願い致します。
望月通陽展 染・デッサン・ブロンズ他。
2012年8月18日(土)〜9月2日(月)
望月通陽展 染・デッサン・ブロンズ他。
「望月通陽さんのこと」
今、イタリア・トスカーナを旅している。散歩をすると、ささいなものでも感じたものを描いてみたくなる。それはどんなに楽しいことか。しかし、自分の見たものをカタチにするとは、どんなに難しいことか。
昨年、望っちゃんたちと一緒にルッカを訪れた。その時、望っちゃんが描いた木の葉や木の実、道端の造形をいただいて、今年のカレンダーにしている。その原画がどれだけ奥深い処まで描かれていたか、改めて感じている。それは時間をかければできる由でもなく、思いの深さや魂があるからといって、できる由でもない。『自分』とは、自ら分け入って己の魂をつかみとって、持ち帰るということではなかろうか。
それが表現できる人は、才能がある人だけなのだ。今回の望っちゃんの染のカタチ14点。聖句から生まれる一つ一つの形が、ここにいると良くわかる気がする。聖句の一つでも口ずさむこともなく、文句言いの飲んだくれのおやじである自分でも、気持ちを一点に集中させる絵に出会えたら素直になれる。美しいものと出会えたならば、清らかになれる。自分をとり戻し、大切なことは何だったかを思いおこす。……だからアートは必要なんだと感じて生きている。それだけは、日本でもヨーロッパでも同じかもしれない。そういうことを自分に投げかけ続けてくれる人が望っちゃんだ。この機会にぜひ「うつわ菜の花」とは違った空間、「箱根菜の花展示室」にお越し下さい。つのだたかしさんの古楽器リュートコンサートも久しぶり。音色がたのしみ。
2012.7.27 ルッカにて
菜の花店主 たかはし たいいち。
開館時間 11:00〜17:30
休館日 火・水曜日
入場料 500円(コーヒーor抹茶+お菓子付)
上原美智子展は終了致しました
最終日にもたくさんのお客さまにお越し頂き、ありがとうございました。
作品をお返しするために巻き取る時、改めて布の軽さしなやかさを感じました。
次回は8月18日より、望月通陽展を開催致します。それまでの期間、箱根菜の花展示室はcloseさせて頂きます。