真木千秋 糸から生まれる世界

2019年10月5日.土―10月14日.月祝
Open11:00―17:00/定休日 9日
作家在廊日 5日、6日

菜の花暮らしの道具店 同日開催

箱根菜の花展示室にて
① 真木千秋さんお話会
10月5日(土) 13:00−14:00
布の展示を前に、真木さんに新しい取り組みについてお話を伺います。
スペシャルゲスト 石垣昭子さん、真砂三千代さん
参加費/500円

菜の花暮らしの道具店にて
② 真木テキスタイル スタジオの田中ぱるばさんによる
デジタル紙芝居と真木千秋さんのお話
10月5日(土) 16:00-17:00
インドのganga maki工房での制作風景などのお話映像会です。
映像を見たあと、真木さんにお聞きになりたいことなどをお話し下さい。
参加費/1,200円 (コーヒーとお菓子付)

①②とも、お申込みお問い合わせは…
菜の花暮らしの道具店(0465-22-2923)までお願い致します。

気がついたら織物づくりをはじめてから30年もの月日が過ぎていました。
アメリカの美術大学では自己表現を追求し、自分の中にある日本という国で生まれ育ったことで培った素材や色への繊細さ、また自然の力と美しさに惹かれ続けていることも感じました。

卒業後は、手紡ぎの布を求めて海外や日本の各地を訪ねました。暮らしの中で生まれた染め織りの美しさ、たとえばアフリカの織物や、アジアや中南米の国々で、名も無い織り手が生まれてくる子供のために織った布などに、何よりも魅了されました。
染め織りは暮らしの中から生まれてこそ美しく、人をも守るものになるのだと考えました。自分を力強く優しく包んでくれるような織物をつくりたいと、毎日つくり続けてきました。世界の染め織りがまだ暮らしの中に残っているところ…と歩いているうちに立ち止まったのがここインドでした。
手の仕事が当たり前のように暮らしにある、手から学ぶ知恵….何度もどってきても今でもまだ学ぶことが日々あります。

約10年前に仲間達と、それまでのデリーから北インドのヒマラヤの麓ウタラカンド、リシケシの山里に来ました。自然素材だけで全て手作業で工房作りを始めたのです。そして、4年半の月日をかけて、3年前にganga maki 工房が出来上がりました。建物を作るのと同時に、畑を耕し、たくさんの染料植物を植えて、今では収穫に忙しくなりました。
工房では手つむぎを中心とする絹、麻、木綿、ウール、苧麻や芭蕉…..いろいろな繊維を使っていますが、地元で育つ繭から手でずり出す糸づくりも最近では毎日の仕事になり、苧麻や芭蕉も糸にすることができるようになりました。工房で収穫するインド夜光木、インド藍、ヘナなど自然の色で染め、独自の織物を作っています。

工房の設計をし、何年も工房づくりを共にした、スタジオムンバイの建築家のBIJOY JAINが、出来上がった後に言いました。
「とにかく好きなことをおもいっきりやり続けてほしい。」
その言葉で私はハッとしました。そうだ、使うという強度や用途を考えず、絵を描くように一枚一枚違う織物を作ってみよう。糸の素性を感じ、糸と糸が織り重なり、できるだけなりたい形になるように、と思いました。

さて、と手に取った糸は、やはり繭から手でずり出した、一本一本違うごつごつした表情豊かな糸でした。昔から手で紡がれ続けてきた野生のタッサーシクルの一番太い糸など大好きな糸を自由につかってみました。

そんな時にちょうど菜の花の高橋台一さんから菜の花展示室で展示をしないかというお声がかかり、なんだか不思議なほどタイミングがよく、展示させていただけることになり本当に嬉しく思っています。

インド、リシケシにて、 真木千秋より


僕もちょうどオープンの頃にインドのganga工房を訪ねて、布を生む新しい共同体が生まれているんだなと、肌で感じた。一本の糸から生まれる摩訶不思議な世界である。
今回、長さ3メートル以上の布や、裂き織りの大きな布など、日本国内では初めての発表となります。
ぜひ多くの方に見て頂きたい。販売しますので、その布を生かして使っていただければと思います。
同時開催にて小田原駅地下街にある、菜の花暮らしの道具店では、真木テキスタイルスタジオのストールや、衣服を展示、販売します。

2019年9月13日十五夜に 髙橋台一




パンフレットのダウンロートはこちら

24. 9月 2019 by esfs
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